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バングラデシュを 借金地獄に
JBICによる融資額
2.65億米ドル
メグナハット天然ガス焚複合火力発電所
CLEAN, Bangladesh
概要
  • JERA(49%)、インドのリライアンス・パワー社(51%)、JICA、およびJBICから資金提供を受けているこの事業は、消費者にとって高い電気料金をもたらし、バングラデシュの経済を圧迫するでしょう。
  • リライアンス・バングラデシュLNG&パワー社は、首都ダッカから南東に位置するメグナハットに発電容量718MWの天然ガス焚複合サイクル発電所を建設・所有・運営し、22年間にわたってバングラデシュ国営電源開発公社(BPDB)に売電し、総コストは事業寿命全体で最大24.7億米ドルに達する可能性があります。
批判
  • 化石燃料への外国からの不要な投資によってバングラデシュを対外債務地獄に導いている
  • 国内燃料の10倍のコストがかかるLNGを使用することにより、電気料金を高騰させている
  • 消費者にとって経済的負担を増加させている
  • 地元コミュニティが表明した深刻な安全および環境への懸念を無視して、事業をを推進している(沿岸生計・環境行動ネットワーク(Coastal Livelihood and Environmental Action Network: CLEAN)とその現地パートナー組織である環境保護開発協会(Environmental Safeguard and Development Society: ESADS)による共同調査)
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CLEAN, Bangladesh
CLEAN, Bangladesh

「私は4人の子供がいます… [発電所から] 温水が排出された翌朝、川に死んだ魚が浮かび、水は黒く変色し、悪臭を放っているのを見ました。そのため、川の水は入浴や洗濯に使えません。魚が減っているのは、温水の排出により生息地が減少しているからです」

元漁師
地元コミュニティのメンバー
CLEAN, Bangladesh
CLEAN, Bangladesh
Waterkeepers Bangladesh
全体像

バングラデシュでは、日本が同国のの統合エネルギー・電力マスタープラン(IEPMP)にLNGを含めるよう影響を与えています。しかし、日本のエネルギー融資は、不要な化石燃料発電事業を推進することでバングラデシュを債務の罠に陥れています。LNG火力で発電される電力コストは、国産燃料由来の電力よりも10倍も高く、バングラデシュの地域コミュニティにとって法外な値段です。日本の資金提供者は、メグナハット火力発電所のような発電所に一貫して資金支援しています。

例えば、メグナハットLNG発電所は、年間約5,113万ドルから1億1,225万ドルの容量料金(Capacity Charge)が発生し、22年間の事業寿命全体のコストは11億2000万ドルから24億7000万ドルに達する可能性があります。これらの費用は消費者に転嫁され、電気料金の値上げに繋がります。こうした経済的負担はバングラデシュの経済を圧迫するでしょう。