「私は4人の子供がいます… [発電所から] 温水が排出された翌朝、川に死んだ魚が浮かび、水は黒く変色し、悪臭を放っているのを見ました。そのため、川の水は入浴や洗濯に使えません。魚が減っているのは、温水の排出により生息地が減少しているからです」
バングラデシュでは、日本が同国のの統合エネルギー・電力マスタープラン(IEPMP)にLNGを含めるよう影響を与えています。しかし、日本のエネルギー融資は、不要な化石燃料発電事業を推進することでバングラデシュを債務の罠に陥れています。LNG火力で発電される電力コストは、国産燃料由来の電力よりも10倍も高く、バングラデシュの地域コミュニティにとって法外な値段です。日本の資金提供者は、メグナハット火力発電所のような発電所に一貫して資金支援しています。
例えば、メグナハットLNG発電所は、年間約5,113万ドルから1億1,225万ドルの容量料金(Capacity Charge)が発生し、22年間の事業寿命全体のコストは11億2000万ドルから24億7000万ドルに達する可能性があります。これらの費用は消費者に転嫁され、電気料金の値上げに繋がります。こうした経済的負担はバングラデシュの経済を圧迫するでしょう。