署名にご協力ください
「私たちはただ、私たちのものを守りたいだけです。」
JBICによる融資額
8.5億米ドル
LNGカナダ(カナダ)
LNG Canada - Citizen Monitoring Group
LNG Canada - Citizen Monitoring Group
概要
  • JBICが融資しているLNGカナダは、シェル、ペトロナス、三菱商事、ペトロチャイナ、韓国ガス公社が出資するLNG事業です。
  • この事業には、輸出施設、拡張計画(フェーズ2)、およびコースタルガスリンクパイプラインが含まれており、輸出施設とパイプラインは完成していますが、拡張計画はまだ開始されていません。
  • LNGカナダ、その拡張計画、そしてパイプラインは相互に関連しているため一体の事業として考慮されるべきです。
  • 化石燃料ガスはモントニー層でフラッキングという手法で採掘され、コースタルガスリンクパイプラインを通じてLNGカナダのターミナルに輸送されます。
批判
  • 先住民族の権利や法律を無視している
  • カナダの環境破壊と植民地主義に加担している
  • 土地を守る先住民族や活動家に対して、軍事化された暴力、心理戦、嫌がらせ、土地奪取を行っているしている
  • 先住民族の指導者や人々の同意を得ずに建設を進めている

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Pipeline Construction - Citizen Monitoring Group
Freda and ceremonial fire by Land Defenders (Virginia Monk & Chris Heffley)

「私たちのコミュニティには、愛情深く寛大な人びとが暮らしています。私たちはすべての人が大切にされることを望んでいます。この事業は私たちを大切にするものではなく、私たちが必要とするものでもありません。代替案はあります。それを追求すべきです」

「とてもシンプルな話です。私たちは今持っているもの以上を望んでいるわけではありません。ただ、私たちのものを守りたいだけなのです」

ウェトスウェッテン・ナモク酋長
Michael Toledano
LNG権益のための暴力

JBIC融資のLNGカナダ事業のために、ランドディフェンダー(土地擁護者)たちは武装暴力に直面しています。パイプラインへの主要出資者であるKKR社は、ニューヨークに拠点を置くプライベート・エクイティ会社(未公開株式投資会社)で、かつて米軍司令官を務めたデビッド・ペトレイアス退役陸軍大将によって経営されています。ペトレイアス氏は石油やガスなどの事業で「リスクを制圧すること(neutralize risks)」を主張しています。彼の現場マニュアルはイラクやアフガニスタンで使用され、そして今では先住民族ウェトスウェッテンの土地で使われています。

カナダ政府当局者は、ウェトスウェッテンなどのランドディフェンダーたちが平和的に自分たちの土地を占拠していることに対して、武装した警察部隊が複数回の襲撃を行うことを許可しました。その過程で、ランドディフェンダーやジャーナリストが不当逮捕され、Dsta’hyl酋長もその一人となりました。小屋のドアはチェーンソーで破壊され、人びとは割れたガラスの上を引きずられ、銃口を向けられた等と報告されています。武装暴力は記録されており、受賞歴もあるドキュメンタリー映画『YINTAH』でも取り上げられています。